本音で語るネパールの実情!(4) 企業様、読んでください。
7月24日~7月29日わたり、駆け足でネパールを訪れてきた。 今回も同様ネパールの日本語学校を4校巡り、意見交換および、日本へ学生を送ることができないための相談にのってきた。
4つの学校とも日本へ、留学生・特定技能・実習生の順で送り出していた。 各学校の掲示版には日本のイミグレーションから発行された認定書のコピーが所せまし貼られていたのが印象的だった。
じっくりと話し合いをすることで、共通な問題を抱えていることが分かった。
学校が日々抱く悩み:
日本に行きたい生徒に対してインターネットを使って募集を行い、田舎から出てきた学生が入学し続けている。 しかし現在、日本からの人材募集などの案件が9割減となっているとのことで、学生が日本に行くことができないという。 そのため、学生は日本に行くことができないことに気づくと、必然と学校を辞めていく。 募集と退学が同時に起きており、収支が自転車操業状態とのこと。
どの学校もなぜ、日本へ行くことができないのか? 本当の理由を誰もわかっていないように思える。 そのため、日本からの人材のオファーがあれば積極的に動く。 ビジネスプランとして、年間何人を日本へ送りたいといえば・・・『何人でも!』という答えしか返ってこない。 つまり、学生が日本へ送ることができれば良いという考えなのだろう。
学校側は一人学生を日本に送ると・・・いくら手元にお金が入るということを重視。 彼らの話を通じて見えてくるのがとても残念であった。
ちなみに学校の意向で、数人の学生と軽く模擬面接を行ってみると・・・ ここに問題解決策があるように思った。
もし、あなたが現地の日本語学校を視察するならば、学校が話す言葉をそのまま信じるのではなく、その根拠を提示してもらって判断していただくことをお勧めする。 ぜひ確実に人材を育成できる学校を見つけてもらいたい。