本音で語るネパールの実情!(5) 企業様、読んでください。
送り出し機関と繋がっている組合数を確認することで、育成レベルがわかる!
実習生を一番多く日本に排出している国といえば・・・ベトナム。 多くの企業様がベトナムの実習生を受け入れた経験があると思う。 今回ネパールの実習生を受け入れる場合でも、ベトナム同様に現地の送り出し機関を通じて、学生が日本に入ってくることになる。
もう少し詳しくみると・・・ベトナムの場合、ベトナムの送り出し機関1社に対して、日本側の組合との契約は3社と限られている。 ネパールはどうだろうか・・・? そのような制限は無い。 5社であろうと、10社であろうと構わないのである。
御社がネパール人実習生を受け入れる場合、契約を結んだ組合のネパール側の送り出し機関が、日本の複数の組合と繋がっていると・・・良い学生が入ってくる可能性がその分低くなる。 需要(企業様の要望)と供給(ネパール側の育成能力)のバランスが崩れてしまうからである。
※ 私の知っている送り出し機関はほとんどが3社以上の日本の組合と繋がっている。中には10社と繋がっている会社もある。
ネパールの教育機関では十数人程度~50人程度の学生が学ぶ日本語学校ばかりである。(ベトナムは1校当たり数百人~千人規模) そのため、複数の組合を通じて同時期に実習生の募集があれば・・・おのずと人材育成が追いつかない状態で、学生を日本に送らなければならないことになる。
あなたは・・・
ネパールの送り出し機関に対して、いくつの日本の組合様と繋がっているか? 確認を取ってみることがとても重要になる。
御社で活躍する学生の質を高めるには・・・・現地での日本語教育方法も大切であるが、しっかりと育成できる期間の確保も重要であることに気づくだろう。 ネパールの送り出し機関と契約する組合数が多いほど、学生の育成が不十分となってしまうので、そこに学生の質の問題解決の策があるのではないだろうか。