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1つの苗木から80本のなすびを収穫する技術

関東のとある農家で栽培技術を学ぶネパール人実習生。 他国の実習生と一緒に温室で、なすびの栽培作業を行っていた。

彼らが行っていた作業とは・・・
手のひらサイズに育ったなすびの大きな葉っぱの下にできた花や実に、いっぱい太陽があたるように、摘果や摘葉をしっかりと行うこと。

太陽が十分に当たることで大きくて立派ななすびができる。 摘葉だけでなく、なすびの延びた茎の間に添え木を斜めに挿し込むことで、太陽の光が根元まで届く。 添え木を差し込む際、力を入れすぎると根元から茎が折れてしまう。 苗ごとに違う添え木の挿し方、経験を積んできた彼らはいとも簡単に行っていく。

ネパールでも各農家が路地でナスを栽培し、市場で販売している。 立派に育つなすびを見たら、ネパールの人たちはこの苗を欲しがるだろう。

ここでしっかりと農業のノウハウを学ぶ彼らには、日本の苗は不要だ。 どのようにしたら立派ななすびができるか、実習を通じて作物を作る上で何が大事か会得しているからだ。

ネパールでは決して学ぶことのできないちょっとしたひと手間の作業。 その手間が農作物の大幅な収量アップに。 そして単価を高くしても売れる作物に!

彼らがネパールに戻った時、ここでの実習はきっと役立つだろう。

 

社長さんの細かい指導を受けながら、着実にネパールで使える農業技術を身につけていた。

ちなみに、1本の茎から80本以上のなすびが収穫できるとの事。 彼らがネパールで是非広めたい技術である。

 

 

 

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