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シリーズ 失敗しない実習生の見極め方!③ ~特定技能は受け入れ体制で決まる~

ネパール人実習生を選ぶ上で、日本企業が知らないネパールの常識を紹介! 学生時代からかれこれ28年間にわたりネパールと日本を行き来し、彼らの文化の中にどっぷりと浸かってきた浅原がお伝えします!

問:ネパールの特定技能と実習生どちらが企業にとってベスト?

結論: 企業の受け入れ体制(考え)によって決めるのがベスト!

理由: 特定技能VISAを取得し、日本で活躍する外国人には能力や経験の異なるパターンが大きく分けて6パターンがあること、理解してくださいね。 お勧めは②の元技能実習生(同業種経験者)が絶対良いと思います。 仕事すでに理解しているし、日本での生活や企業での常識も分かるし、また安全に対する考えも身についているので・・・   ちなみあなたの会社ではどのタイプの特定技能ビザの学生を選びますか? 下の表を参考にて考えてみてください。

(日本国内で特定技能VISA取得)

① 留学生 (職業未経験)・・・学校で日本語を覚えるので、N2級~N4級の日本語力

② 元技能実習生(同業種、経験者)・・・3年間である程度の日本語力(N3級~N4級)を身につける

③ 元技能実習生(異業種、未経験)・・・3年間である程度の日本語力(N3級~N4級)を身につける

(海外で特定技能VISA資格取得)

④ 試験合格者、初来日(職業未経験)・・・一応、N4級レベル程度を理解? でもしゃべれない学生ばかり。

⑤ 試験合格者、元留学生、元異業種技能実習生(職業未経験)・・・日本語力はN2級~N4級レベル。

⑥ 元技能実習生(同業種経験者)・・・ある程度会話ができる(N3級~N4級)の日本語力

特定技能ビザを取得する学生には、日本語能力(会話力)にも就労経験にも大きな差があることをぜひ知ってほしいです。 即戦力の若者もいれば、そうでない若者も。 能力や経験は面接や採用試験である程度確認は可能ですが、それとは別に理解しておかないといけないのが、日本の常識・企業の常識について、身についているかどうか。 それと外国の若者の希望と背景など。  彼らには母国に親兄弟がおり、ある者は結婚して配偶者や子供のいる若者も。

日本の常識・企業の常識・・・ についてはテーマを作って、改めて記載したいと思います。

そこで必要なのが、、あなたの会社の考え方!  あなたの会社ではどのような学生を求めていますか?

あなたの会社では、その若者達にどのように活躍して欲しい? 育ってほしいと考えていますか? 企業によって様々だと思います。そこをまず明確にしてみてください。

特定技能ビザを取得するパターンで、実習生から特定技能ビザを取得した者以外は、一人前になるまでに結構時間がかかるので、即戦力として考えないでくださいね。じっくりと育成していくことから始まります。

また、どの仕事でも単純繰り返し作業と、熟練を要する作業が混在していることもあるので、まずはこの部分を明確にしておきましょう。 企業の考えと学生との考えがズレたらトラブルは必至です。

 

10年でも20年でも日本で働きたい!日本に住みたい!と考えてる若者に、単純繰り返し、キャリアアップも望めない仕事をやらせると、確実に転職願望が生まれ、いろいろな誘惑に負けて・・・突然いなくなってしまうことも。   だから、企業側の採用戦略と体制整備が重要になります。

実習生に頑張ってもらうのか? それとも特定技能の学生に活躍してもらうのか? スタッフの方も交えていろいろと考えてください。

 

ちなみにネパール人実習生を育成している立場として・・・・ 特定技能VISAを取得して活躍する外国人として、ベトナム人、フィリピン人、インドネシア人、中国人、ミャンマー人などが良いなぁ~と思います。

なぜなら、ネパール人の特定技能VISAの学生は・・・他国の学生に比べ仕事への正確さ、スピード感が圧倒的に劣るように思えます。 インド経済圏の中で生活してきているためなのか? ネパール独自のゆっくりとした感覚で仕事をするのがマイナスポイントの様に思えます。 もちろんお勧めできる学生もいますが・・・その数は他国より圧倒的に少ないので、お勧めしないだけです。

企業の経営者として利潤を追求するなら、どんなにイメージが悪くてもベトナムや中国などの特定技能ビザ取得した学生を選ばれた方が良いと思いますよ。

 

普段、私たちはネパール人実習生を教育していますが、他国の実習生の事を念頭にカリュキラムを組み、日本の常識や企業の常識を徹底的に教育し、試験を行って合格点を貰えた学生だけが日本に行く形です。 決してネパール人の超緩~い基準ではなく、結果を重視して判断しています。 学校には数百人の学生が勉強していますが・・・日々の出席や授業態度など、ベトナム同様の教育システムで授業を行っているため、途中で挫折する学生もおります。 日本で活躍し、結果を出してもらいたいので、他国に劣る部分を徹底的に指導が必要なんです。

 

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ネパール人育成日本事務局

 

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