本音で語るネパールの実情！（３）　企業様、読んでください。

2か月前、突然ネパールの日本語学校よりメールが入った。　もともと留学のための授業を行ってきた学校だったが新たに実習生を育成するためにクラスを開くという。　その後も何度も連絡を取り合い、今回短期間であるが6つの日本語学校を可能な限りじっくりと視察してきた。

結果はこちら　➡　報告書    ※学校名、現状は伏せています。

ネパールではカトマンズを中心に、800校を超える日本語学校が乱立。　特定技能ビザ制度発足に合わせ、さらに日本語学校が増えている。　日本での就労を目指す学生も急増し、ますます過熱する日本語学校ビジネス。

視察を通じて、どの学校でも私たちの訪問を歓迎してくれた。　とは言っても、私たちはこれらの学校が他国の日本語学校と同等レベルの教育を行い、マネージメントできるか？　　組合様が教育機関に求める基準で各学校をチェックしにきたのだ。

朝から晩まで、1日1校または2校を巡り、他国の学校視察でも使用するチェックフォームを見ながら、一つ一つの地道な確認作業。　彼らとの話し合いを通じて、非常に前向きの話を聞くのだが・・・　その根拠が無いのである。　つまり、夢を語るだけで、それを実現するための方法など、プランすら何も無い。

チェックフォームに記載されている内容の判定がすべてAにならなければ、私たちが目指す、しっかりとした育成を目的とした学校とは認めることができないのである。

もちろん弊校も同様のチェックフォームを使って判定Aかどうかを、常に他人にチェックしてもらっている。さらに別の基準も設けて、他国の日本語学校に追いくことを目指している。

もし、あなたが現地の日本語学校を視察するならば、チェックフォーム（報告書）を参考にしていただき、確実に人材を育成できる学校を見つけてもらいたい。