語学の差が、現場の成果を決める!
❖日本語学習における出席管理の重要性
当校では、日本企業が求める人材水準に応えるため、授業開始前に日本側によるオンライン出席確認を導入している。

かつては学校側のみで出席を管理していたが、実態としては欠席者が出席扱いとなるなど、教育効果を損なう問題が生じていた。こうした状況を改善するため、日本側が直接確認する仕組みへと移行した。
この取り組みにより、二つの大きな成果が得られている。

第一に、学生が学習に対して真剣に向き合うようになった。 ネパールの一般的な学校文化では、遅刻や欠席が日常化しており、些細な理由で休む学生も少なくない。 しかし、日本側の厳格な出席確認が導入されてからは、学生の意識が大きく変化し、学習態度が明確に改善した。
第二に、日本語習得への姿勢の差が明確に可視化されたことである。 継続して出席し、日々努力を積み重ねる学生は確実に日本語力を伸ばす。 一方、出席が不安定な学生は、どれほど学習期間が長くても上達しない。 この仕組みによって、真剣に学ぶ学生だけが残り、企業が求める基礎力を備えた人材を育成できる環境が整った。日本企業が安心してネパール人材を受け入れるためには、「日本語を学ぶ姿勢」と「継続的な努力」が不可欠である。

❖初級段階における動詞習得の重要性について
当校の初歩クラスでは、まだひらがなを覚え始めた段階の学生ばかりである。しかし、この時期こそ日本語力の基礎を固める最も重要な時期であるとの考えから、授業開始前に約十分間、動詞の発音練習を全員で行っている。 教師の声に合わせて繰り返し発音することで、語彙が自然に頭に残り、意味をノートに記載することで理解が定着する仕組みである。
この取り組みは、早期のN4級取得を実現するためだけではなく、企業面接時に必要となる会話力を高めるために不可欠である。 日本語の会話は動詞を中心に構成されており、よく使われる動詞を早い段階で習得することで、耳が日本語のリズムに慣れ、発話のスピードと理解力が大きく向上する。 初級段階での語彙強化は、後の会話力に決定的な差を生むのである。
ネパールの一般的な教育環境では、語彙習得の反復練習が十分に行われないことが多く、会話力の伸び悩みにつながっている。当校ではその課題を克服するため、初級段階から徹底した反復練習を導入し、学生が自然に日本語を使える状態を目指している。結果として、企業が求める「聞ける・話せる」人材の育成が可能となっている。

❖地方学生の日本語力チェックと人材育成体制
当校では、地方で日本語を学ぶ学生の日本語力を定期的にチェックしている。 地方の教育現場では、担当する教師によって指導方法や指導レベルに大きな差が生じることがあるためである。 私たちは学生の日本語力を直接確認することで、地方校の教育レベルの均一化を図り、計画的に日本語力の高い学生を育成できる環境を整えている。
地方で学ぶ学生には、都市部の学生とは異なる特徴がある。 カトマンズのような都市部では、生活が便利である一方、ちょっとしたことで学校を休む学生が多く、また日本語学校がいくつも傍にあるため、学習継続が不安定になりがちである。 これに対し、地方の学生は真面目で我慢強く、出席率も高い傾向が顕著である。 特にヒマラヤの厳しい環境で育った学生は、困難に耐え、継続して努力する力を自然と身につけている。 この特性は、日本での就労において大きな強みとなる。
当校では、地方学生に対して二人の先生の日本語力チェックを行い、その後、日本人教師による会話チェックを実施している。 この面接に合格した学生のみが企業面接へ進むことができる仕組みである。 形式的な資格や学習期間ではなく、実際に「聞ける・話せる」日本語力を持つ学生だけを企業へ紹介するための厳格な選抜体制である。
日本企業が安心してネパール人材を採用するためには、基礎的な日本語力が不可欠である。 現場での指示理解、安全管理、チームとの連携、報連相の実行など、すべてに日本語が関わるからである。当校の地方学生チェック制度は、こうした企業のニーズに応えるために設計されたものであり、確実に日本語力を備えた人材を育成・選抜するための重要なプロセスである。 日本語力の高さは、就業先の定着率や職場での信頼にも直結する。 当校の取り組みは、企業にとって安心できる人材確保の基盤となるものである。
弊社のネパール人学生をご興味ある方は、077-534-5469 または メール まで