国民性で選ぶ盲点!
ネパール人の国民性を他国の学生と比較し、良いと感じる企業様が増えてきた。 ヒマラヤの厳しい環境で育ってきたことにより、我慢強く、体力があり素朴で親日的で非常に子供のようになつっこい性格が企業にうけるのだろう。
しかし、それだけを注視して学生を選ぶと苦労することがあるので、慎重に実習生を選ぶ必要がある。 特に建設関連の企業では彼らの教育水準をしっかりと理解した上で人選することが大切である。
理由: 他国の学生に比べ、職種ごとに異なる必要な資格取得に大変苦労するからだ。 なぜならネパールの教育レベルが日本に比べ低く、資格取得に必要な教育水準に届いていない実情があるからだ。 日本の講習や試験で必要な最低限の知識を母国の教育機関では十分に習っていないのである。
そのため、資格取得に絶対必要な学科試験では不合格になる可能性が非常に高い。 他国の学生が試験に合格するように、ネパールの学生も同様に資格が取得できるということはあり得ない。
試験によってはネパール語で対応できるものもあるだろうが・・・ そこに記載されて専門用語のネパール語を見て彼らは『知らない』と連発する。 母国の教育機関で習ったことのない内容が試験問題に出るため、いくらネパール語の問題で試験を受けても理解できないので、おのずと結果は見えてしまう。 彼らが安全に実習を受ける上で必要な資格に対して、事前に資格取得に向けた対応できる環境をしっかりと整えた上で、資格試験を受ける必要があると思う。
※ 今回の技術試験も実習生に対し専門用語のネパール語を教え、その意味を理解させ、習ったことない物理関係の知識を徹底的に教育した上で、資格取得に繋がった!
来日後、いろんな資格を学生に取得してもらう場合には、ネパールの教育事情をしっかりと理解した上で、実習生を選んでほしい。
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