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安全衛生講習を2日間かけて実施

企業様の依頼で、配属前に行う安全衛生講習を2日間にわたり実施した。

企業様から頂いた書類に沿って、所属する学生向けにネパール語で説明

建設業に携わる学生にとっては、安全に対しての意識を非常に高める必要がある。

ネパールで行っていた仕事の感覚で、日本で実習を行えば、必ずと言っていいほど事故を起こすだろう。 ネパールでは安全に対する意識が非常に低いため、日本人が求めるレベルの意識に高め、絶対に事故を起こさないようにするのが私の仕事だ。

テキストに書かれていることだけでなく、いろんなエピソードを交え、彼らが理解するまで、時間の制限はない。 理解できなければ講習の意味がない。

もちろん、後日企業に配属されてからも行われるのだが・・・・ 事前にネパール語で説明をすることで、彼らの理解度が上がる。

初日は建設業一般に関する安全衛生について講習を行った。 2日目の安全衛生講習では、企業ごとに分かれて実施。 職種も違うため、それに準じた説明が大事になる。

ネパールの建設と言えば日本のように作業が細分化されず、各々がいろいろな職種をこなすのが一般的である。 そのため、ネパール国内の建設では、資格が無いものがもの見まねで建設機械を操縦している者が多く、些細な事故から大きな事故が日常茶飯事で起きているのが実情。 もちろん機械の操作についても機械の特性もわからず、無理な操作をして壊してしまい、修理できず捨てられているのを目にする。

安全衛生に関する教育が無いままで建設作業を行うネパール。 そんな文化の学生たちに、日本では絶対に資格が無いと機械を操縦することは禁止されていることを、何度も大きなことで言う。 実習生たちに質問をしながら、彼らの理解度を見ながら、講習を進めていく。

 

 

日本の建設とネパールの建設の違いを確実に理解させ、安全に実習ができる状態にしていくのが私たちの役目である。

 

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