初体験 自分で包丁研ぐむずかしさ
ネパール実習生への包丁研ぎ指導
3月、ネパール訪問に合わせて、当校では同一企業の2期生に対する技能指導を実施した。
1月に、とある企業面接が行われ、4名の実習生が選抜さた。 また2月には同企業の1期生の企業配属が行われ、私は1週間にわたり企業内での実習生対応を実施した。 その際、包丁の使い方や研ぎ方に大きな課題があることが判明したため、2期生が日本へ渡航する前に最低限の技能を習得させる必要があると判断したものである。

ネパールでは、家庭で包丁を研ぐ習慣がほとんど存在しない。 刃物の研ぎはインド系の研ぎ屋が巡回して行う文化であり、そもそも「自分で研ぐ」という概念がない家庭も多い。 この背景を踏まえ、企業から教えてもらった研ぐポイントをネパール語で図解・写真付きの説明書として作成し、学生に理解させるところから指導を開始した。

まず、4名の実習生に対し、研石の使い方を説明書を用いて確認させた。内容を曖昧に理解したまま研ぎ作業を行うと、誤った習慣が身につき、技能の定着が不十分となるため、理解度の確認を徹底した。 理解を深めた後、実際に研石を使って包丁を研ぐ実技指導に。
実際に行ってみると頭で理解していても手の動きが伴わな。 4名それぞれに異なる癖が見られたため、個別に順次指導を行った。 研ぐ際の包丁の傾き角度調整や研ぎ方の基本を習得するだけで1時間を要し、さらに自宅から持参した包丁は刃こぼれが激しく、修正に2時間程度を必要とした。

初日の指導にとどまらず、滞在期間中は毎日1時間の研石練習を継続し、技能の定着を図る予定である。 日本企業が求める「安全に刃物を扱える、準備する基礎技能」を確実に身につけさせるための取り組みである。
当校では、日本人が直接ネパール人に日本語や企業が求める技術等を教えている。 日本に入国してからのスタートダッシュをいかにスムーズに、そして確実に行えるかをポイントにネパール人学生を育成しています。
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