学生の本質を見極めるために必要な・・・
ネパールの学生を面接する際に驚くことがある。 それは面接を一度も受けたことのない学生が圧倒的に多いことだ。 そのため、面接時質問に対して返答ができないだけでなく、面接というモノが全く理解できていないのである。 本来なら、ここで彼らの本音を聞くことができるチャンスなのであるのだが・・・
逆に、会話ができる学生に対しての面接は彼らの本音を知ることができると思ってしまうが・・・ 実際のところ、面接時の想定質問に対して、学校の先生が何度も面接練習を行い、それを丸暗記してくる学生が多いので、注意もしなければならない。 日本へ何が何でも行きたいという強い思いは嬉しいのだが・・・ 企業面接に合格したら、その後何も勉強しない学生となってしまう恐れがある生徒がこのパターンである。
だから学生の見極めに対して、他国より非常に難しいと思う。
会話ができない学生に対しての対応と、会話ができる学生に対しての対応も、面接する者が性悪説の視点にたって対応してみると・・・ 学生の本質を見極めることができることが多々ある。 私たち日本人は通常、性善説に立って相手と話をするが、ネパール人は常に性悪説にたって相手と接する。 相手の思考スタイルを知ることで、面接をすることが重要である。 一度、性悪説の視点で面接をして、学生の本音を訊いてみてはどうだろうか?
この記事へのコメントはありません。