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これがネパールの学生面接の実態

現状
ネパールでは「日本語が少しでもできれば日本へ行ける」という安易な風潮が学生だけでなく、学校や送り出し機関の中に根強く存在している。
そのため、学生自身がSNS等で日本企業の募集状況を提示する情報を得て直接日本語学校へ訪れる場合もあるが、圧倒的に多いのは日本との繋がりを持たない学校側からの接触である。
私たちのところにも日々多数の問い合わせが寄せられており、まさに「日本へ行きたい、送りたい」という熱気が渦巻いているのが実情である。

しかし、言語能力だけを基準に学生を企業面接へ参加させることは極めて危険である。 この仕事をし始めたころ、「N4級を取得済みでN3級レベルの日本語を流暢に話せるから大丈夫」と判断し送り出した結果、到着後に企業様との間で大きなトラブルが発生。 長期にわたりクレームが続いた。これにより、単なる日本語力ではなく、学生の人間性・素行・常識を見極めることの重要性も痛感した。

我々の対応方針
1. 即企業面接はさせない
自校で勉強している学生は日々、確認が取れるので学生の素行等は容易に判断できる。
しかし他校から来た日本語力のある学生に限っては、最低1か月以上は管理下の日本語学校に通わせ、素行を確認する。 授業への遅刻・欠席の有無、宿題提出状況、小テストの結果、欠席理由の妥当性などを総合的に判断する。

2. 日本語力の実測
会話力が高いだけでは合格としない。筆記試験を通じて現時点の日本語力を客観的に測定し、総合的な能力を確認する。

3. 資格の必須化
2027年度から開始される「育成就労制度」では、入国時にN4級以上の認定証が必須となる。 これを満たさなければ国内で追加学習が必要となり、学生・企業双方に負担が増す。そのため、入国前に必ずN4級を取得できる体制を整えている。

ネパールの風潮と落とし穴
ネパールでは「日本語ができれば送り出せる」という考えが蔓延している。企業面接において、日本語力があるという理由だけで、学生を集めて企業面接に挑ませ、そのまま送り出すケースがほとんどだ。 日本側の企業も「言葉ができれば安心」と考える傾向が強いが、これは大きな落とし穴である。
言語能力のみで選ばれた学生は、就労開始後に常識や態度の面で多々問題を起こしやすく、ネパール特有(ヒンズー文化)の考えでの自己中心的な要求を企業に突きつけることが少なくない。 その結果、企業にとっては大きな負担となり、経営へのダメージは避けられない。

結論
ネパール人材を考える際には、会話力だけで選ぶと失敗するという点を絶対に理解していただきたい。 日本語力はもちろん必要であるが、それと同様に 素行・常識・継続力 を持つ学生を選ぶことが重要である。 こうした学生こそが、日本の規律正しい人材として成果を出し、企業にとっても学生にとっても成功につながる。
企業がネパール人材を採用する際には、送り出し機関や教育機関の考え方も理解し、慎重に学生を見極める姿勢を持つことが不可欠である。 これこそが、双方にとって持続的な信頼関係と成果を生み出す道であるのではないだろうか。

当校の視察等ご希望の方は・・・メールまたは090-1227-8925までご連絡ください

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