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自己主張が強い学生が意外と多い!

事例

実習を1か月程度行っていくと、学生の気質が少しずつ分かってくる。 学生も企業の事が少しずつ分かってくるため、学生が自己主張を言い易い方とそうでない方が出てくる。
特に、学生の生活面を担当する方は、自己主張が強い学生の意見を聞き入れがち。 そのため、なかなかまとまらないことで日々悩まされる人は多いと聞く。 多民族国家であるネパールでは民族によっては自己主張を強く言う傾向もある。

背景

カースト制度が根強いネパールの文化では、生活の中の約束、守りごとな基本すべて口約束で行われる。

しかしそれはいつも後々災いのものとなり、まったくと言っていいほど約束が守られない。 いろんなところでトラブルを引き起こし、互いに保身のための自己主張ばかり述べ、相手の意見を聞きいれない特徴が顕著である。 いったんトラブルが起きると解決に相当な時間がかかる国民生である。

こうした文化の中で生きてきたネパールの学生にとって、企業の都合によって彼らに何かの変化、トラブル等があると、今まで何も言わなかったおとなしい学生が急変し、無理難題の自己主張をマシンガンのように言ってくることがある。 実習生の生活を世話する担当者を大いに悩ます原因となってしまう。

こうしたことから、何事も温厚に見えるネパール人であるが、自己主張が強い国民と言っても過言ではない。 日本ではどんな些細なことでも、相手の言い分も聞いた上で意見を述べ、理解しあえる文化である。 ネパールの学生とは真逆な性格になるので、彼らに日本の文化を理解してもらうことが必要である。

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