ネパールに無い農機具を習う
高原野菜の代表各であるキャベツ。 意外と思われるがネパールではあまり作られていない作物のひとつである。 ネパールは沖縄と同じ緯度にあるため、亜熱帯気候に属するからだ。 そのため、首都カトマンズで暮らす人々はキャベツを食する機会はほとんどない。
しかし、ヒマラヤ山脈をようするネパール山岳地域では、山岳民族の間でこの高地を利用してキャベツ栽培が盛んである。 山岳地域では機械が無いため、手作業でキャベツ栽培がおこなわれている。 機械を使ってどのようにキャベツ栽培を行うか、ネパールの実習生にはイメージする湧かないのである。
今回実習先の社長より、キャベツ栽培に必要な農機具を教えてもらい、自分たちでキャベツ栽培を行うことになった。 先ずは機械の構造と安全装置を教えてもらい、使用上の注意をしっかりと理解してからの実習となる。
まだおぼつかない機械操作であるが徐々に習い、数日後には畑で作業を行うという。 先輩ネパール人実習生からも安全作業の仕方を習い、ネパール人実習生初めての、キャベツ栽培が始まる。
次回、定期訪問の際、彼の機械作業と機械で植えたキャベツの生育を見てみたい。
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