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ネパール×日本 挑戦ブログ

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上から目線、勉強はしない特定技能者!

日々、日本語学習を頑張るネパール人学生と接している中で、特定技能生を胸を張って日本へ送り出そうとしていない理由についてお話ししますね。

2019年4月に特定技能制度が始まりましたが、その後、世界を襲ったコロナの影響で多くの学生が入国を待っていたことは記憶に新しいですよね。 2022年3月に日本政府が外国からの実習生や特定技能者、留学生の入国を認め、多くの若者が日本に来るようになりました。 多くの企業が外国人労働者を直接外国から呼び込み、それに応えるように2年以上日本語を勉強してきた学生が雪崩のように日本に入ってきました。 その時の様子を間近で見てきた日本語学生たちがたくさんいます。

コロナ問題が小さくなり、外国人が制限なく入国できるようになった今、ネパールに限っては、特定技能試験で必要な合格(職種・日本語)さえ持っていれば、日本の企業は勝手にやってくると思う学生ばかり。 企業面接に合格した後も勉強しようとする学生がほとんど見られなくなりました。 実際、私たちの学校でもN4級に合格した時点で、心変わりをして特定技能で日本を目指すという学生も出始め、学校に来ず特定技能の声がかかるのを待つような学生が増えています。

他国も同様でしょうが、楽して日本を目指すという風潮が非常に強いネパールのため、実習生と違って特定技能希望者は上から目線で日本の企業を見るようになってしまいました。 入国後に他の企業へ移ることも考えて日本を目指す学生もいろいろなところで見かけるようになった感じです。

私たちは特定技能で日本を目指す学生をあえて育成せず、しっかりと日本語を学び、企業に入っても問題が起きにくい実習生の育成に力を注いでいます

実際、日本の組合様から何度もネパールから特定技能希望者の要望をいただいていました。 私たちが日々ネパールで感じていることを正直に伝えていましたが、なかなか理解してもらえず、ネパールから1名の特定技能者を入れた時点で、組合様は納得されました。

その後、ネパールの特定技能者に関しては、ネパールから直接入国させるのではなく、日本にいる中から特定技能者を募ることが最善という形で、企業様の要望に応えています。

 

コロナ明け直後に入ってきたネパール人は、日本語も非常に勉強して、頑張る学生でした。 現時点でネパールから特定技能で目指す学生は、仕事の移籍をすでに考えている学生もたくさん見受けられます。  コロナ当時と今の学生では大きく異なっているので、人材に関する正常な状態になるには、まだまだ時間がかかるのではないでしょうか?

現在、実習生の育成を中心に行っていますが、特定技能者として日本へ送り出せる学生も少しずつですが、育成しています。 日本の企業が求める一生懸命課題に挑み続ける学生がある程度揃った時点で、特定技能者も併せてご紹介したいと考えています。

ネパールにはしっかりと学生を育成している学校もあると思います。 ぜひ、ご自身でその学校を見学し、いろいろな視点からチェックを行っていただけたら幸いです。

 

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